ポケモンGoのiPhoneアプリの方は、GPSを用いて移動距離を測定して卵を孵化させる仕組みになっているものと理解しています。それに対して、アップルウォッチのポケモンGoのアプリはウォッチのワークアウトの仕組みで動いているようです。なので、極端な話、GPSがちゃんと拾えない街の地下のショッピングセンターやデパート等屋内でも、iPhoneのヘルスケア情報と連携して、歩数や消費カロリー、移動距離等の情報をきちんと測定してくれます。それはすなわち、今までポケモンGoでの卵孵化のために不向きだった場所でのウォーキング活動も、アップルウォッチアプリならばきちんとカウントしてくれて、卵の孵化が捗ることになるのではないかと思います。
というわけで、ちょっとしたテストを行い、従来のiPhoneのポケモンGoアプリでは、卵孵化にとても不向きだった活動を行った際にアップルウォッチのポケモンGoアプリを使って、どれだけ卵の孵化が捗るか、それによるアップルウォッチの消費バッテリーがどれくらいか調べてみました。
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テスト内容は以下の通りです。
行動の内容)
自宅から最寄りの地下鉄に乗って、大きな街に行って、主に駅周辺の地下街を利用して移動し、買い物を行い、また地下鉄を利用して自宅に帰る。
測定内容、方法)
自宅を出る際に卵をふかそうちにセットし、ウォッチアプリのポケモンGo経由のワークアウトを開始し、買い物を終えて自宅に帰るまでの3時間半の間、常にアップルウォッチの方のポケモンGoアプリをワークアウト中の状態にしておく。一方でiPhoneの方は出発前に卵をふかそうちにセットした後、アプリを完全に終わらせ、卵が孵化し、卵の再セットが必要になる等、止むを得ない場合を除き、iPhone側ではポケモンGoアプリは開かない状態を保つ。
アップルウォッチ側のポケモンGoアプリは、ポケモンもポケストップも通知をしない設定とし、卵孵化のために必要のない電力消費を回避する。
このテストの結果は以下の通りとなりました。
ワークアウトの時間)3時間半
距離)5.88Km
歩数)9362
カロリー)322Kcal
卵孵化でカウントされた距離)約8.9km(5Kmの卵孵化+次の卵の3.9Kmのカウント)
アップルウォッチの消費バッテリー)充電100%から63%へ、およそ1時間に10%のペース)
実際にこのテストをやってみて、テストの目的通り、次のようなメリットがあるように感じました。
・今までポケモンGoの卵孵化に不向きだった地下街やデパート等での買い物や食事等、レジャーの時の歩行もきちんとカウントしてくれて卵孵化が進む。
・GPS測定ではなかなか移動としてカウントしてくれない、ほとんど同じ場所の往復や、同じビル内での上下の階での移動といった運動でも、きちんと歩行としてカウントしてくれる。
・この方法であれば、iPhoneでポケモンGoアプリを立ち上げておく必要がほぼないため、スマホ側のバッテリー消費の心配が減る。
・また、スマホ側がほぼ自由になり、地図での目的地までの道順や食事のお店を調べたりといった別の目的でフル活用することが可能になる。
・iPhoneでポケモンGoを立ち上げるとゲーム内の音を切っていても、バックグラウンドで流している音楽やポッドキャストの音声のボリュームが自動的に下がってしまうことが多く、スマホ側でポケモンGoを立ち上げておかないことにすればバックグラウンド音声のボリュームを上げたり下げたりする手間が必要なくなり、これも地味だが結構なわずらわしさ解消になる。
このテストに使用した端末はiPhone7(iOS 10.2)、Apple Watch Series2(watchOS 3.1.1)です。
なぜかはよくはわからないのですが、食事をしている時等、全く移動していない時もなぜか結構なペースで卵の距離カウントが進んでいくのを何度も目にしました。今回のテストのようなバッテリー消費のペースなら、朝から夕方まで、まる1日近く街にいるようなケースでなければ、なかなかバッテリーが空になるまでには至らなそうです。またそういった場合に備えて、アップルウォッチ用の充電コードを巻きつけて運ぶ安いケースを購入していますので、丸1日のお出かけになるときはこのような充電手段を持っていけば良さそうです。
また、ポケモンGoのワークアウト中も、ウォッチアプリのRunebladeゲームを進めたり、アップルウォッチ側のSuicaで改札を通過したり、コンビニで買い物支払いしたりといったことを同時に行うことが普通にできました。
雨の日等、ポケモンGoに不向きな日には大抵、もっとも濡れないように意図的に、地下道や地下街だけを利用して街のあちこちに移動できるような大きな街に行くことが多いですので、アップルウォッチのポケモンGoアプリでそのような日にもどんどん卵孵化が進められるようになったものと思います。今のもっとも優先する目的は、新しく追加された卵からしか孵化しないベイビーポケモンをコンプリートすることとなっています。上記の方法は、まさにこの目的にうってつけの手法で、これで天気の悪い日もほとんど制約なしにこのゲームを進めることができるようになったのですから、嬉しい限りです。
これからは天気の悪い日にはこのような手法を用いてポケモンGoを進めていこうと思います。
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